にじいろBridge

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気をつけて ‼︎ off the plan オフ ザ プラン

今日のブログはスピンオフバージョン

最近のオーストラリアの不動産事情をモニターしていて、少し警告を鳴らした方がイイと思い、急遽手短にoff the plan の怖さをお伝えします。

 

ここ3年近く続いた異常とも言えるオーストラリア、特にシドニーメルボルンの不動産の高騰。

ここに来てやっとピークに達したような感じがします。

ただまだ来年2017年も余韻は引きずると言われています。

そんな中、複数のエージェントが日本人相手の不動産セミナーを開催しており、未だオフ ザ プランでの不動産購入を勧める記事をよく見かけます。

オフ ザ プラン off the plan とは 簡単に言うとまだ建ってもいない物件を購入するという事です。

だいたい1-2年後の完成時には物件の価値があっがてるだろうと言う事を予想して安いうちに買っておこう! と言うなんとも魅力的な話し。

物価が上昇し続けている地域で、このプランで不動産購入をして失敗する事はまあそれほどあるわけではなく、結構簡単にキャピタルゲインを望める方法です。

が、しかし 場所と時期を間違えると大変な目にあいます!

完成時に物件の価値が落ちて、銀行の査定価格が自分の購入した価格に達しないと言う想像を絶する事態にはまってしまうのです。

つまり、ローンを物件価格の最大値でくもうとしていた場合(例えば90%)、借りられる金額が自分の予定していた金額に達しないという事。

こんな状況に陥った時に、ホームローン以外にお金を調達する資源がなかった場合、差額を埋めるのに大変な苦労をします。

 

今後緩やかな下降が予測されるシドニーメルボルンの物件、そしてInterest rate が低い事で貸し渋りが始まっている銀行。この2点を考えるだけども、これからのオフ ザ プランでの購入は慎重になる必要があると思われます。

もちろん未来の事なんて誰にもわかるはずがなく、誰が正しくて誰が間違っているなんて誰にも分からない事ですが、私が声を大にして言いたいことは、エージェントの話だけを鵜呑みにせず自分でリサーチするべきだという事です。

 

膨大な量のリサーチが必要となるでしょう。

日本語だけでなく英語の記事をくまなく読んでください。いろんな人の意見を聞いてください。勉強してください。

不動産購入にタイミングは大切ですが、焦ることは禁物です。

もし、オフ ザ プランで購入したい場合は最低でも30%くらい(10%のデポジット含む)の金額をローン以外で払える余力を持っていた方が安心です。

 

っと言っても私は専門家でも何でもありません。ただの失敗した張本人です。

周りの人たちの寛大で強力な助けを得て、なんとか乗り切りましたが、本当に死ぬ思いをしました。

同じ間違いを他の人にして欲しくないと言う切なる思いで今回 急遽スピンオフバージョンでこの話にふれました。

 

最後に、当時全く関係ない私たちを助けてくれた天使のようなあの人達にそしてこのような経験をさせてくれたユニバースに今日も感謝の気持ちを送ります。