にじいろBridge

Sydney ハーバーブリッジ から 浅草 吾妻橋 まで

次は事故!? ですわ 😰

盗難事件から数週間たち、気持ちも落ち着いてきた頃。

Parramatta から 遥々Neutral bayに遊びに来ていた時の事。

ある焼き肉屋さんの前のTの字の交差点で一旦停止していたら、"ドンっ" と強い衝撃でびっくりしながら振り返ったら後ろに大きなRange Rover、 まさかの追突🚙 

こっちは停まっていたので、100%悪くないので、とりあえず相手の人と話をするため、車から出て話をする。

向こうも素直に非を認めて謝っていたので、まあめんどくさい事にはならないと思っていた。

警察に来てもらって事故証明をとってもらおうと投げかけたが、向こうは小さ子供と奥さんが同乗していて、ビックリしているしちょっと急いでいるので、話し合いは後日にして欲しいと頼まれた。

まあ、免許証を見せてもらい連絡先ももらったし、それほどダメージも見られないので良いだろうと思いその場を離れた。

その後、約束通り修理屋さんで見積もりを取ってもらいその結果を彼に報告する。

意外に金額が張ったのは事実で私達自身ビックリしたが、彼は相当驚いたらしく急に連絡が途切れるようになった。

でも、私達は別に不当な金額を上乗せしてる訳ではなく、あくまで元どうりにするのにかかる費用を修理屋さんが出した見積もりであって私達に罪は無い。

何度も電話しても電話は留守番電話につながってしまうし、メールへの返信は無いしでこっちも逃げられるのは困るので、自宅まで話をしに出向いた。

まあ 立派なお家に住んでるお金持ちの方だった。そんな立派な人が事故をしておいて無視するなんてどういう事だろうとちょっとイラッとしたが、とりあえず玄関をノック。

出てきたのは奥さんらしき人。

彼女的には突然現れたアジア人にビックリしている様子で最初からUpset している。

説明して旦那さんに会いたいと言ったら今留守だと言うので、私達が「ずっと連絡を待ち続けてるどうにかしてくれ」と言ったらどんどん興奮してきてしまいには怒鳴り始めた。

最後には私達の事を突然現れて彼女を攻撃していると言い始めた。

ここまで興奮した女性には何を言っても無駄で、仕方なくその日は引き戻してきた。

 

どうしたものかと思い、ネットでいろいろ調べてこう言った事故のトラブルを相談できる場所を見つけて連絡してみた。

最終的に行き着いたのが、NSW の法律相談みたいな所。

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相談してどんな手続きが出来るかを教えてもらった結果、相手を法的に訴える手続きを取ることになった。

(これらの一連の相談を私のつたない英語でこなしてきた事には、今振り返るとよくやってきたと褒めてあげたい。)

さて、まず初めにローカルコートが何をしてくれたかというと、sheriff を相手の家に送り直々に法的書類を相手に渡しその人が今どのような状況であるか、的確な対応をとらない場合法的処置が取られる事を説明した。

想像するに、多分相手は自分の家にまさかのsheriffが来た事と貧乏アジア人にこんな事をされた事に相当屈辱的な思いをしたんだろうと思う。

即座に金にモノを言わせて弁護士を雇い、自分の知人の修理屋に偽の見積もりを出させて、事故の跡を見る限り、ダメージは自分がつけたものではなく、法的責任は一切無いと言い分を覆してきた。

事故当初ダメージは全て責任を持って直すと言ってたくせに。

 

金を使って弁護士を雇った相手に私達が叶うはずが無い。

日本の情報新聞紙を調べて、数件の法律エージェント/事務所 に電話して相談したが、みんな口を揃えて 「難しい、訴えを取り下げた方が安全だ」と言った。

私達は納得できなかった。

金持ちが嘘をついて、一生懸命他国で生きてる私達を踏み潰そうとしている。絶対泣き寝入りなんてしたくなかった。

最後に連絡した林由紀夫法律事務所の林先生だけが、唯一 「いいじゃん Downing center まで行ったんだ、そこまでやるなんてイイよ、日本人はいつも泣き寝入りするけど、あなたたちのその意気込みが気に入った、やってみよう!」 って言ってくださった。

その後、先生が相手の弁護士に連絡を取りこちらの希望を提示、そしたら直ぐに向こうはそれに応じてきた。

すんなり一件落着。これはつまり相手が嘘をついていたことを認めた事を意味する。

 

事故の日からどれだけ経ったんだろう。

長かったし本当にストレスフルだった。

知らないことだらけで、英語も十分にできないし頼る知人もいないし。

でも諦めたくなかった。戦うしかなかった。

でも最後に、そこにはJustice があった。

林先生に会っていなかったら、どうなっていただろう。

本当に感謝である。

そして、普通の人があまり経験出来ないことを経験出来た事に今改めて感謝したい。

本当に勉強になった。