にじいろBridge

Sydney ハーバーブリッジ から 浅草 吾妻橋 まで

常識は常識では無い

ある日のこと、サモアのまあいわゆるキッチンの中でリーダー的な娘Lちゃんとサンドイッチを持って近所のオフィスビルに出前に行った時のこと。
少し道に迷って二人で目的の会社を探していた時IBM💻の看板がビルの上に見えた。その時LちゃんがIBMって何だろうねーって私に話しかけてきた。私はびっくりしすぎてちょっと無言となったが、彼女にえ? 知らないの?って聞きなおした。彼女はえ? あなたは知ってるの?って逆に聞いてきた。
この会社を知らない人が居るなんて考えてもみなかったが、のちにサモアの事を色々聞くうちに、そっか知るわけ無いなって納得した。
彼女の国には村に一つしか電話が無いらしい。
電話をかけたい時は持ってる人の所に行って借りるシステムらしい📞
彼女達にとってオーストラリアはどんな国に映るのだろう。当然彼女は日本を知らないので、オーストラリアって凄いでしょーって自分たちと日本が同じような境遇と勘違いしてる風な発言も多くよく困った😨
日本から見たらオーストラリアはこの当時、かなり遅れている国だったので、会話が通じない事は少なくはなかった。
言語の違いだけでは無い。会話はある程度概念や常識が同じでないと成り立たない事がある。

ギリシャ人のおばちゃんと話していた時もスモークサーモンが真空パックになっているにも関わらず、消費期限を凄く気にしていたから大丈夫だよこれ真空パックだからって言ったら、何?って言われた。
空気が抜いてあるから長持ちするんだよってあまり上手でない英語で説明した時気付いた。
食べ物は空気(酸素)にさらされる事によりバクテリアの増殖に繋がり腐敗しやすくなると言う日本では結構みんなふんわり常識的に理解している事を他の国の人には知らないらしい。

常識って全ての人々に当てはまるものでは無いのだと学んだこの頃。
みんなに出会えて感謝。 ありがとう😌